音階練習でヴァイオリンが上達
ヴァイオリンがなかなか上達しない原因のひとつに
音程の悪さがあります。
音程が悪いとどんなに感情豊かに演奏しても
聴き苦しさを聴く側に与えてしまいます。
何度、細かくさらってみても正しい音程がとれない。
正しい音程をつくるのに時間がかかるという方は意外と多いようです。
音階の練習はどれくらいしていますか?
音程がとれない方のかなりの方は、
音階練習に問題があるように思われます。
娘のヴァイオリンの先生は、留学時代に音階の練習は
2時間では少ないといわれたそうです。
音楽の道を進む方が2時間で少ないということから
音階の練習がいかに大事かがわかります。
エチュードやコンチェルトの練習の前にさらっとしか
音階の練習をしてこなかった方は、音階をじっくり取り組む
という練習方法に変えてみてください。
ピアノやチューナーで正しい音程を確認しながら、
ゆっくり正確に音階練習をします。
弾きにくいところは、その前後の所だけ取り出して何度も
さらい、筋肉に抑える場所、指の開き方を覚えさせます。
それと同時に、早く弾く練習もします。
多少、音程が悪くても早く弾いてみます。
指を早く動かす練習になります。
音階に時間を割いて練習する習慣がつけば、
曲を弾いたときにスムーズに音程が取れて楽に弾けるようになります。
正しい音程で弾けることなしにヴァイオリン上達の道はありません。